愛犬の命日
今日は少し毛色の違う記事です。
時々ブログで、犬を飼っていましたということをチラッと書くことがありますが……
その亡くなった愛犬の命日がこのシーズンです。
毎年いろんなことを思いだし、そしてどうしても後悔してしまいます。
愛犬は、年齢的には7歳とまだ若かったのですが……
長年病気をわずらっており、ずっと薬で抑えてきました。
薬さえ飲んでいればどうってことのない病気でした。なので、手術はせずにいました。
でも、毎度毎度薬を飲ませるのも一苦労で、
飲ませたと思っていたら時々ポイっと捨てられているときもあったり……
少し薬をやめると、また再発したり……
他にも色々な要因があり、手術を受けさせることにしました。
非常に簡単な手術とのことで、獣医さんや周りのすすめもあり、手術をしてもらいました。
手術は成功しましたが、そのあと麻酔から覚めず、二度と目を覚ますことはありませんでした。
手術してもらおうよ、と言ったのは私でした。
反対していた実家の父……
手術を受けさせなければまだ生きていてくれたのかな?
私のせいだね……ごめんね……
歳のせいで麻酔に耐えられなかったのだろうか?
でも……手術前に検査して、手術して大丈夫って……
手術代は、いま考えると安い値段でしたが、当時貧乏学生だった私にはなかなかサッと出せない値段でもありました。
でも、遊んだり、サークルに使うお金があれば……
何よりも早く手術に使ってあげるべきだったんだろうか?
こんなに早く亡くなるなんて思わなかった。
もっと遊んであげればよかった……
バイトや大学で忙しいからといって、世話を家族にまかせっきりになったときもいっぱいあった……
太ったらいけないから、お菓子も少しずつしかあげなかった。こうなるならもっと食べさせてあげたらよかった……
手術から無事帰ってくると思って、なんの心配もしていなかったから、前日は実家にいなかった……こうなるならいてあげればよかった……
手術に送っていったときも……さよならになると思わなかったから、何にも心配せず、あとで迎えに来るねーと言ってあっさりバイバイしてしまった。
ごめんね……
愛犬の亡骸をみて、いろんなことを考えて、後悔を繰り返しました。
いままでずっと大事だと思っていたことは事実ですが、ずっとそばにいることが当たり前になりすぎていた面もありました。
いなくなってはじめて、どんなに大きな存在だったかを思い知らされました。
いまでも毎日かならず思い出しますし、
時々まだ悲しくて、泣いてしまうときもあります。
こんなに後悔を残すような過ごし方しかできなかった自分をいまも責めてます……。
私のせいで成仏できていなかったらどうしよう?
いまだに気持ちの落としどころが見つかってないんだと思います。
いまも、実家でも犬は飼っていません。
別れがあまりにもつらかったので、みんな、飼おうという気持ちがわかないみたいです。
私もこの先、また他の犬と暮らすことがあるのか……ないのか、わかりません。
でも、思うのは、愛犬と過ごした7年間は、人生のなかでも本当に大切な思い出の時間だったということ。
うちの子になってくれてありがとう!と心底思います。
愛犬が亡くなり、社会人になってお金に余裕ができたので、今までずっと行動したかった動物愛護の活動にも、少し取り組み始めています。
といっても、私は激務で活動自体はできなさそうなので、募金だけですが……
少しでも多くの犬、そして動物が幸せな一生を送れることを心から祈ります。